フィナステリド服用中の採血

フィナステリドは男性ホルモンのテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する5α還元酵素の働くのを抑えることにより、AGAの治療をする薬です。
DHTは皮脂腺の受容体と結びつき、皮脂を過剰に分泌させ、毛穴をふさいでAGAを誘発します。
個人差もありますが、1日1mg1錠の使用3年間で78%の人に発毛が見られ20%の人に薄毛の進行が止まったと言う報告があります。
もともと、フィナステリドは低用量で前立腺肥大に効果があり、高用量で前立腺がんに効果のある薬です。前立腺の異常を検査する場合、前立腺の腫瘍マーカーPSA(癌の発言に関連を持つ生体内のタンパク質)をはかります。
もしもフィナステリドを服用しながらPSAをはかると、この値は実際の値の半分位で現れます。PSAは、採血をしてその血清の中に含まれますので、この検査を受ける場合は、前もって医師にフィナステリドを使用していることを告げる必要があります。
また、フィナステリドの妊娠中の女性が経口的に服用したり、割れた破片や粉が飛び散って皮膚を通して身体の中に入った場合、胎児が男の子の時、その子供の性器の発達に異常が現れる場合があり、妊娠中の女性は、フィナステリドに触れることも禁止されています。
もしも、フィナステリドを服用中に輸血に応じてその血液が、妊娠をしている女性に使われた場合は輸血を受けた女性は危険ですから、フィナステリド服用中は絶対に輸血に応じてはいけません。
この薬は、一度使用を始めると途中で使用を中止すると、10日位で再び脱毛がはじまり、薄毛が進行します。したがって、一生飲み続けなければなりません。
生活習慣にくみこまれると、前立腺がんの検査や輸血のような時に、この薬を飲んでいる事を忘れている場合が出るかもしれません。非常に大切なことなのです。