フィナステリドが効かない人

フィナステリドは長期間服用すれば、AGAの症状を悪化するのを防いだり改善したりする成分です。
AGAの原因はジヒドロテストステロンですが、この男性ホルモンを生成するのが5αリダクターゼです。
フィナステリドでは5αリダクターゼの働きを阻害することで、原因を根本的に解決することができます。
よってジヒドロテストステロンが原因でない薄毛の治療にフィナステリドは効果がありません。
例えば円形脱毛症はストレスによる自己免疫疾患とされます。円形脱毛症では複数の場所に円形に抜け毛が生じ、髪の毛以外でも体毛や眉毛なども抜けることがあります。
体の免疫機能を司るリンパ球がストレスのダメージを受けると、毛根にある自己抗原まで攻撃を加えることで細胞の機能が低下します。
ストレスのない乳幼児にも発症することがあるので、原因の全てがストレスではないと考えられています。
また脂漏性脱毛症もフィナステリドと関係ありません。これは皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まることが原因です。毛穴に詰まった皮脂は毛根の周りに炎症を起こすため、抜け毛が増えます。
脂漏性脱毛症になるのは薄毛の人の2%未満で、誰が見ても皮脂の分泌が多く頭皮の炎症を肉眼で確認できます。
異常に皮脂が分泌されるのは、ホルモンバランスの乱れが原因とされますが、男性ホルモンを抑制するフィナステリドで効果があったという説は解明できていません。
さらに自分の髪の毛を自分の抜いてしまうことを抜毛症といいます。理性を保てない子供に多いですが、精神疾患を幼少期に経験した大人でもよく見られます。
円形脱毛症と同じで日常的なストレスが原因です。薬を服用するより、専門医がカウンセリングを行うことで髪の毛を引き抜く癖を治すことができます。